春と言えばジャケットが活躍する季節です。とはいえスポーツミックス全盛の時代にテーラード型ではちょっと堅苦しいし、スポーティ丸出しなパーカではカジュアルすぎる場合も。
買って最も損しないアウターは、高機能シャカシャカブルゾンな件
そこで今季注目を浴びているのがM-65ブルゾンをモダンにアレンジしたジャケットです。ミリタリーをベースとしているため男らしいことはもちろん、複数ポケットを持つゆえ、スマホや財布などサクッと持ち運べる機能派というワケ。
また、ミリタリーと言っても一家言ある実力派ブランドから選べば、ゴリゴリの軍モノという印象は消えてグッとモダンな表情に。スカーフなどの巻き物やドレッシーな革靴を取り混ぜコーディネイトすれば、大人のエレガントなスタイルが手軽に構築できるという、そんなジャケットです。
ジャケット9万8000円/ユーゲン、ニット2万4000円/レンコントラント、パンツ2万8000円/A.V.N、スカーフ7800円/ヴィンセンツォ ミオッツァ、ベルト2万3000円/フェリージ、靴6万6000円/パラブーツ
コーディネートはジャケット感覚でキマリます/「ユーゲン」ミリタリーブルゾンもライトベージュなど淡色から選べば、春らしいエレガントな印象。ベージュのニットにスカーフを巻けば、都会的なルックスに仕上がります。キレイめに寄せるならパンツはスラックスもオススメですが、よりリラックス感を演出するなら濃紺のジーンズでもキマります。足元にはちょっとゴツめのレザーのUチップなどを合わせれば、ドレス感も高まります。
7万5000円/アスペジ
シャツのような軽快さと渋味の共演/「アスペジ」M-65などミリタリーアウターの名手として世界的評価を受けているアスペジ。この一着はベルギー軍のミリタリーユニフォームから発想を得た定番モデルです。ブラックのコットンポプリンを使用しており、シャツ感覚で軽~く羽織れる一着。タフな精悍さを兼備しているところがポイント。同系色の刺しゅうワッペンは脱着可能なベルクロ式と、ディテールにもこだわりが。
14万9000円/マディソンブルー
タフさのなかに漂うフェミニンな洒落感/「マディソンブルー」メンズライクなアイテムをフェミニンに着こなすという新規バランスを打ち出したことで、女性から絶大な支持を得ている中山まりこさん。そんな気鋭のデザイナーが手掛けるメンズ・コレクションは、女性視点を随所に取り込んでいるところに大きな特長があります。新作のM-65風ブルゾンも、イタリア産の高級リネン素材を使用しており、繻子織りという生地使いも相まって渋味ある光沢が存分に味わえる仕上がりに。力強さのなかに漂う繊細な洒落感は、メンズスタイルの新たなエッジとなる注目すべき要素です。
9万6000円/ドッピア アー
ラテンの美観が詰まったダブル仕立て/「ドッピア アー」三大テノール歌手の一人として名高いホセ・カレーラスのご子息と、イタリアの実力派ショップ、アドリアーノ&サンズを手掛けるアドリアーノ・フラカッシのご子息の協業により、仕立てのスペックも世界レベルとして注目を集めるドッピア アー。その新作は野趣あふれるオリーブカラーにしてエレガントなダブルブレスト仕立て。箱ヒダ付きのポケットがミリタリーらしい存在感を打ち出しつつも、厚みの出る脇マチを排しているため非常にスマートなルックスです。 写真/鈴木泰之(Studio Log) スタイリング/小野塚雅之 文/長谷川 剛(Zeroyon.)
いま、ミリタリーベースのブルゾンをオススメする理由とは?
引用元:LEON.JP