PTA役員をすることを子どもが嫌がります[教えて!親野先生]

PTA役員をすることを子どもが嫌がります[教えて!親野先生]

教育評論家の親野智可等先生が、保護者からの質問にお答えします。

【質問】
中学2年生の息子のことです。PTA役員をしているので、学校に行くことが多く、割と情報ももっています。
でも子どもからすると、親の立場は仕方ないとわかっていながら「役員を引き受けるな、格好が悪い」と嫌な顔をします。
私もやりたくてやっているのではないので、役員を引き受けることで親子関係が悪くなることがすごくつらいです。

(泥んこさん)

【親野先生のアドバイス】

泥んこさん、拝読いたしました。

中学2年生というのは、そういうことを言いたい時期なのです。というのも、第二反抗期の真っ最中だからです。この時期は、とにかく親や教師や社会に対して反抗的になります。とにかく、いろいろなことで不機嫌になったり、反抗的になったりします。

あんなに素直だった子が、すごく反抗的になってしまった……。
よくおしゃべりしていたのに、一言も口をきかなくなってしまった……。
性格どころか顔つきまで変わってきてしまった……。

第二反抗期のなかでも、特に中学2年生という時期は大変です。中学1年生は、中学生になったという新鮮な気持ちと緊張感があります。中学3年生は、進路決定を控えて少しずつ慎重になり緊張感も出てきます。
でも、その中間の中学2年生は、そのどちらにも当てはまりません。

中学生活にも慣れて、進路決定もまだ先の話です。気分的に気楽ということもあり、反抗心も吹き出しやすいのです。

そういう子たちを40人も見ている中学2年生の担任教師たちは、大変です。私は、中学2年生の担任という職業は、世の中で一番大変な職業の一つだと思います。

日々、心身共に消耗すると思います。

もちろん、親としても、とても大変な時期です。
特に第一子という場合は、かなり不安になる親たちが多いようです。

でも、この時期の反抗は、子どもが親や社会に反抗しながら、自我を確立していくためにとても重要なものだと言われています。ですから、ご相談のお子さんについても、順当な成長をしていると考えていいのではないでしょうか?

では、どのように対応したらいいでしょうか?
順当な成長とは言っても、いざ、実際に反抗されると親としてもいい気はしないものです。頭ではわかっていても、気持ちが言うことを聞かないということがあるかもしれません。

でも、そこで、あまりに感情的になって子どもと同じレベルで争ってしまわない方がいいと思います。感情的になって、ついつい言ってはいけない言葉を子どもに投げかけてしまうのは、絶対に避けるべきです。

いつも私が言うことですが、子どもの人格を否定するような言い方は絶対にしてはいけません。それは、子どもの心を傷つけ、後々まで残るからです。

そのためには、「これは反抗期なのだ」ということをいつも頭の隅に置いておくことです。それだけでも、心にゆとりが出るはずです。

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