【医師に聞く】冬はどうしてむくみやすいの?

引用元:Medical DOC
【医師に聞く】冬はどうしてむくみやすいの?

ブーツの脱ぎにくさに代表される冬のむくみ。季節が関係しているとしたら、原因は寒さや湿度なのでしょうか。また、水分の摂取が喚起されるなか、むくみには影響しないのでしょうか。こうした疑問点を、「さいとう内科・循環器クリニック」の齋藤先生に伺いました。むくみに悩んでいる方は必見です。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております] 【医師に聞く】冬はどうしてむくみやすいの? 齋藤 幹先生(さいとう内科・循環器クリニック 院長) 【この記事の監修医師】
齋藤 幹先生(さいとう内科・循環器クリニック 院長)
北海道大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院、国立国際医療研究センター病院、小平記念東京日立病院(現・東都文京病院)、石川島記念病院などでの勤務を経た2019年、東京都中央区に「さいとう内科・循環器クリニック」開院。第一線の医療現場で得た知見を生かし、患者側に立った診断と治療に務めている。医学博士。日本内科学会内科認定医・総合内科専門医、日本循環器学会認定専門医・指導医。日本心臓病学会、日本睡眠学会、日本高血圧学会、日本心不全学会などの各会員。 【医師に聞く】冬はどうしてむくみやすいの? 水分だけでなく、塩分過多も原因の1つ

冬に起こるむくみのメカニズム

編集部:
むくみにシーズンはあるのでしょうか?

齋藤先生:
冬はもちろん、夏でもむくみやすくなります。冷たいものをたくさん飲んだり、クーラーが効いていて汗をかかなかったりするからです。しかし、一般的な話で言えば、「冬のほうがむくみやすい」といえるでしょう。

編集部:
冬のむくみは、汗をかきにくいからですか?

齋藤先生:
汗のほか、口や皮膚から自然に排出される水分も関係しています。総じて、冬は「体内の水分が出ていきにくい」季節です。ですから、取った水分が体内にたまってしまうのです。

編集部:
そもそも「むくみ」とは、どの箇所に水がたまることなのでしょうか?

齋藤先生:
むくみは血液中の水分が血管の外に滲み出て、皮膚の下に水分が溜まった状態です。原因は様々で、水分の過剰摂取であったり、血行が悪くなったりすることで、むくみは起こります。

編集部:
水分の摂取を控えたらダメなのでしょうか?

齋藤先生:
むくみが辛い場合は、控えても構いません。一般的に言われている「水をたくさん飲みましょう」という風潮には、個人的に疑問を感じています。実際、喉の乾きに応じて水分摂取を控えることで、むくみが解消したという患者さんもいらっしゃいます。また、むくみには、塩分も大きく関係しています。

編集部:
塩分ですか? 今までの話を聞く限り関係ないように思います。

齋藤先生:
体には、体内の塩分濃度を維持する機能があるのです。そのため塩分を多く摂取すると、さらに水分を抱え込んでしまうのです。ですから、一律に「1日に水を2L以上飲め」というのも考え物で、重要なのは過不足のバランスですよね。

編集部:
むくみと一緒に「冷え」を感じることが多いのですがなぜでしょう?

齋藤先生:
むくみにより抱え込んだ水分が、血管やリンパ管を圧迫することで血流を悪くし、冷えを感じると考えられます。ほかのシーズンと比べ、ただでさえ寒いですしね。

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